御嶽山登山道整備奉仕


平成18年7月9日、木曽御嶽奉仕会(池田聡寿会長)からの呼びかけにより御嶽山登山道
整備奉仕(王滝口)が執り行われました。御嶽教からは第12代村鳥管長様はじめ
青年部・壮年部から15名参加し金剛童子から一口水にかけての登山道階段の補修、
浮き石の除去、ロープの貼り替え等の整備に汗を流してきました。
 当日は少し雨に打たれたものの天候は曇りにて涼しく初めての整備奉仕でしたが、
木曽御嶽奉仕会の皆さんの下準備のお陰もあり作業ははかどりました。
 今年は例年よりも残雪が多く下はあかっぱげにも雪を見つけ、一口水も一面の雪渓に
埋もれている状態でした。
                                   御嶽教教師青年部会会長 百田吉男
                                                  








 

 御嶽山登山道整備奉仕に参加して     

                           御嶽教富士神誠教会  猪野直希

 山を修行の場とする御嶽教にとって、山道を整備することは、御嶽の山を信仰する
同志達の命を守る、とても重要な行為であるとともに、御嶽大神の御神恩に報いる、
神聖な行為です。
古来より、人々は、富士を名山とし、御嶽を名嶽として信仰を集めてきました。現代に
おいても、富士山や、御嶽山は多くの登山者がおり、また山道の整備も注目を集めています。
 御嶽山の山道は、登山口の村々により守られてきました。
私自身は、今まで山道のことなどあまり考えたことがなく、山道の歩きやすさなど
当たり前だと思い、登山という『行』は、自分との戦いであり、気持ちを強く保たねば
ならない、孤独なものであると考えてきました。
 しかし、ボランティアの方々や、近隣の村々の方々とともに、自らの手で山道を整備
することによって、今までどれだけ、このような目には見えない力によって、助けられ
守られてきたことの実感を得ることができました。
 御嶽山は、日本全国においても、まれに見る信仰によって支えられている山です。
他の山々では、山道整備の目的は、観光や登山客の集客が主たるもので、富士山で
あっても、地元の者よりも、外部の人々が中心となり清掃などが行われているに過ぎ
ません。それに比べ御嶽山は、地元の人々が御山に対する敬愛の気持ちにより支え
ている、すばらしい山です。
 御嶽を、世界に誇る信仰の山とし永遠たる山として存在させるための大いなる
第一歩としての願いが込められ行われた山道整備の精神は、決して薄れさせてはなら
ないことであり、その一員として参加できたことは、私自身御嶽教の教師としても
大きな意味を持ったと思います。
 歩きやすい山道には、多くの人達の温かな気持ちが宿っていることを知り、その山道を歩む
御嶽に信仰を持つ同志達の一歩の歩みの一助となれた喜びを得る事ができました。
山道にこもる一助のありがたさを知り、また自らも一助となれる喜びを知ることのできる、
山道整備の御奉仕をより多くの方々と共感できたらうれしく思います。
この教えを頂いた御嶽大神の御神意と、導きを頂いたスタッフの方々に感謝いたします。